本誌は、ニュースや速報ではなく、一つの文化的主題について時間をかけて書かれた記事を中心に据えた編集誌です。取り扱うのは、茶の湯や能といった古典芸能から、現代の工芸、食卓、季節の暮らしまで。どの記事も、一次資料と実在する研究者・機関の記述を手がかりにしながら、単純化を避けて書くことを目指しています。
編集方針について
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最新の記事

マンションのなかの和室――残す家庭と、消える家庭
新築マンションの和室設置率は長期的に下がり続けている。坂茂の「高級化」論と、畳の住環境性能による再評価の萌芽。

七十二候を知ると、一週間の見え方が変わる
二十四節気を三等分した約五日ごとの季節区分。渋川春海の『本朝七十二候』から、気候変動時代の観測言語としての可能性まで。

漆の木から椀まで――二〇二四年の能登、その後
ウルシの育成から塗師の修業まで、短縮できない時間の重なり合い。二〇二四年の能登半島地震は、輪島塗の生産基盤を震撼させた。

祭りはどう維持されているのか――氏子と寄付の経済
氏子制度という見えない会計、過疎地域の祭礼縮小、クラウドファンディングの限界。祭りの継承は信仰の問題であると同時に会計の問題でもある。

だしの地理学――五つの地域で、なぜ味が違うのか
関東の鰹節、関西の昆布、九州の焼きあご、沖縄の豚骨、北海道の羅臼昆布。だしの分布は江戸期の流通網が現代に残した地図である。

現代俳句はなぜ五七五を超えるのか
金子兜太の前衛俳句、二〇〇〇年代以降の生態学・政治的主題、英語haikuとの差異。俳句というジャンルの境界はどこにあるのか。
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