工芸と職人 有田焼四〇〇年――佐賀の小さな町が世界の磁器を変えた 一六一六年の泉山の発見から、オランダ東インド会社の輸出、マイセンの逆工学、現代の量産と作家物まで。有田が市場に適応し続けた四百年。 2026年1月20日 · 4分
芸術と文学 谷崎潤一郎『陰翳礼讃』を現代の建築家はどう読むか 一九三三年のエッセイは、隈研吾、藤森照信を経て、現代の建築思考に今も深い影を落としている。柄谷行人の批判とあわせて読む。 2026年1月12日 · 3分
暮らしと季節 マンションのなかの和室――残す家庭と、消える家庭 新築マンションの和室設置率は長期的に下がり続けている。坂茂の「高級化」論と、畳の住環境性能による再評価の萌芽。 2026年4月15日 · 3分
暮らしと季節 七十二候を知ると、一週間の見え方が変わる 二十四節気を三等分した約五日ごとの季節区分。渋川春海の『本朝七十二候』から、気候変動時代の観測言語としての可能性まで。 2026年4月5日 · 3分
工芸と職人 漆の木から椀まで――二〇二四年の能登、その後 ウルシの育成から塗師の修業まで、短縮できない時間の重なり合い。二〇二四年の能登半島地震は、輪島塗の生産基盤を震撼させた。 2026年3月25日 · 4分
伝統と祭り 祭りはどう維持されているのか――氏子と寄付の経済 氏子制度という見えない会計、過疎地域の祭礼縮小、クラウドファンディングの限界。祭りの継承は信仰の問題であると同時に会計の問題でもある。 2026年3月15日 · 3分
暮らしと季節 だしの地理学――五つの地域で、なぜ味が違うのか 関東の鰹節、関西の昆布、九州の焼きあご、沖縄の豚骨、北海道の羅臼昆布。だしの分布は江戸期の流通網が現代に残した地図である。 2026年3月5日 · 3分
芸術と文学 現代俳句はなぜ五七五を超えるのか 金子兜太の前衛俳句、二〇〇〇年代以降の生態学・政治的主題、英語haikuとの差異。俳句というジャンルの境界はどこにあるのか。 2026年2月25日 · 3分
工芸と職人 和紙職人が消える――ユネスコの内側と外側 二〇一四年ユネスコ登録の三技術は、細川紙、本美濃紙、石州半紙。越前と土佐も含めた担い手の年齢構成と、登録が加速させた商品化への批判。 2026年2月15日 · 3分
芸術と文学 能は現代劇として成立するか――野村萬斎と新作能の現在 新作能は書かれ続け、野村萬斎は狂言様式でシェイクスピアを上演する。しかし観客層の二分化と、伝統派の静かな異議は消えない。 2026年2月5日 · 3分