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特集

本誌の記事を、テーマごとに組み合わせて読むための特集ページです。一本の記事だけでは見えない、複数の主題を横断する流れや対話を、編集部が組み立てました。

特集 一

沈黙と陰影――日本美意識の二つの柱

四百年前の茶室の沈黙と、九十年前に書かれた陰影の美学。日本の美意識を形づくってきた二つの根本概念は、いま現代の建築家や茶人にどう受け継がれているのか。三本の記事で読み解く、日本的空間設計の系譜。

  1. 茶の湯と沈黙の作法――利休以降の四百年
  2. 谷崎潤一郎『陰翳礼讃』を現代の建築家はどう読むか
  3. マンションのなかの和室――残す家庭と、消える家庭
特集 二

手の仕事、長い時間――日本の工芸が抱える継承の課題

四百年続いた有田の磁器、ユネスコに登録された三つの和紙、そして二〇二四年の震災を経た輪島の漆。短縮できない育成期間と、担い手の高齢化。日本の工芸が直面する時間の構造を、三つの産地から見渡す。

  1. 有田焼四〇〇年――佐賀の小さな町が世界の磁器を変えた
  2. 和紙職人が消える――ユネスコの内側と外側
  3. 漆の木から椀まで――二〇二四年の能登、その後
特集 三

祭りの記憶、地域の経済――なぜ土地ごとに形が違うのか

お盆の日付が地域で違うのはなぜか。神社の祭礼は誰の財布から支えられているのか。信仰と暦と会計が織りなす日本の祭りの構造を、二本の記事で読み解く。

  1. お盆はなぜ地域でこんなに違うのか
  2. 祭りはどう維持されているのか――氏子と寄付の経済
特集 四

言葉と季節――日本語で文化を感じる

五七五の定型を超えてゆく現代俳句、能の型と新作の緊張、そして七十二候という五日ごとの季節の言語。言葉が日本文化のリズムをどう記述してきたか――三本の記事で考える。

  1. 現代俳句はなぜ五七五を超えるのか
  2. 能は現代劇として成立するか――野村萬斎と新作能の現在
  3. 七十二候を知ると、一週間の見え方が変わる
特集 五

食卓の地理学――日本の味はどう地域に分かれているのか

関東の鰹節、関西の昆布、九州の焼きあご。だし一つとっても、日本の食文化は一つではない。江戸期の流通網がいまの家庭の味噌汁にまで到達している地理の記録として、食文化を読み直す。

  1. だしの地理学――五つの地域で、なぜ味が違うのか

特集は編集部の判断で随時更新されます。ご意見・ご要望は お問い合わせ よりお寄せください。